2020年 11月 19日

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渚にて

渚にて

今年はコロナで自粛気味になり、映画を観るようになった。10代の頃は毎週のようにレンタルして何かしら観てたんだけど、仕事しだしてからはあまり見なくなってた。最近また映画熱が来てるんで映画のお話しを。

とは言え、好きな映画も山のようにあるので今さっき観た映画の感想で頭がいっぱいなんでその映画からです。
スタンリー・クレイマー監督「渚にて」1959年の作品です。
モノクロ映画でSFなんで時代設定が1964年で、現代との時空が離れすぎていて時代劇のようだなぁと、思いながら見始めたたんだけど、これは確かに壮大なSF映画だった。

第三次世界大戦後の世界が放射能に包まれて人類滅亡に向かう様子が、暗くて地味に淡々と映ってる。ネタバレすんません。。
数ヶ月後には全員死ぬって絶望的な状況なのに、儚く切ない美しさみたいなものが画面からじんわり出ていて良い映画だった。軽々しく批評してるっぽいけど、僕の感覚と文章力がへぼいだけですので悪しからず。

大袈裟かもだけど、今コロナ禍の中にも共通点あるなぁって思える。
映画は核戦争の失敗をモチーフにしてるんでちょっと違うけど、全体的などうしようも無さって絶望感が似てる。
本当のこと言うと白けるので、皆薄々気がつきつつ。
楽しんでるふりを精一杯してる。
僕、根暗だから普段からじとーって絶望してるんだけど、長いこと続いてしまうとその絶望にすら慣れちゃって、虚無感に包まれて殆どアホらしく思うてしまうんすよね、。
それでも家族とか友だちとか恋人とか、夢とか、大切な人や物と共に淡々と終盤になっていく。
もしあと1ヶ月で滅亡するとしたら何しますか?
僕、多分いつもと変わらずお店営業してるだろなぁ。
いらっしゃいませとか、ありがとうございますとか、言いたいよなぁ。
わかんないけど。

またたまに映画の話も書いてみます、おやすみなさい。