let it be

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先日、let it beというタイトルでライブイベントさせてもらったんで、その軌跡をひっそりと残しておく。

遡ること1年半。「4人はアイドル」というビートルズのヘルプのパロディを思い立ち、個人的アイドルの4人にオファーをした所、一発で日程と承諾を得て2017年の真夏にライブをしてもらった。その日はアクシデントが相次ぎ踏んだり蹴ったりだった。思いがけず超満員になりテンパりながらのライブ営業で、エアコンもぶっ壊れてしまい、開演前に配布したパンフレットをお客さんはウチワ代わりにして、赤熱のライブだったと記憶している。

そもそものきっかけはジョニー・デップと福山雅治のビールのCMだった。メディアが日米の二大ギタリストが夢の共演!と報じてて「はあ?」と違和感を覚えた。福山雅治もジョニー・デップも好きな役者だけど、なんでまたギタリストとして報じるのか?と。テレビとかメジャーとかで活躍してるミュージシャンや映画の中でも、なんじゃそら?みたいに思う作品がある。それぞれの感性で傑作や逸品が違うんなら、僕は僕の感性とやらで表現してもええんやわと腑に落ちた。サブカルという言葉も嫌いだ。僕の中では彼等はメインだし、質の高い表現者たちだし、社会の隅でコソコソやってる感は無いわけだし、アングラ好きの気持ちが僕にはワカラナイ。

トップバッター、カニコーセン。ゴミ旋風が吹き荒れた後とあって、最新型のカニコーセンは圧巻のパフォーマンスだった。全力のフレディ・マーキュリーや、清志郎はおもろすぎ。面と向かって言うの照れ臭いけど、地味な日常にコブログは癒しだし、身近に変態見れて幸せです。地元にこんな筋金入りのパンクロッカーが居るって嬉しいことです。僕からしたら、ジョニー・サンダースやカート・コバーン級が地元で唸ったり発狂したりしてるのと同じくらい刺激的なことです。

次は、はにゃうにゃリミテッド。
カーリーヘアのカレーという歌をユーチューブで発見した時は、稲妻に打たれた感覚がした。当時見たはにゃうにゃさんはアフロヘアのヅラを着用していたんだけど、僕はそのアフロは地毛やと思い込んでいて、ある日、前触れ無く本人がお店に現れた時にアフロヘアはヅラと判明してショックを受けて更にファンになった。独自の世界観の煌めきは、デビッド・ボウイを彷彿させる。

3番手、つるんづマリー。僕がなりたかった職業の2つを2つとも実現してて、僕からしたら崇める存在の人。漫画家とミュージシャンってカッコ良すぎだろ。しかも真っ赤っか。つるんづさんの歌って、弾き語りでもバンド感があって、歌詞がグサグサ刺さるのが多い。病み上がりなのに全力を尽くしてくれて感動しました。

4番手、ほりゆうじ。言わずと知れた姫路のジョナサン・リッチマンって言うのもう止めたい。ほりさんほりさんで最高なんだし。曲がどれもこれもキャッチーでポップで親しみやすい。ほりさんのパフォーマンスを最前列で釘付けになってた少年(大五郎)の眼には西城秀樹クラスのスターに写ってたに違いない。カレーサンバで会場が揺れた!!


もうとっくにビートルズやん。

また次出来たら嬉しいけど、自分の意思とは関係なく降ってくるもんだから、次いつなるかわからないし永遠に無いかもしれない。。約束してするもんじゃ無いからこそ刺激なんだと思う。ご来場してくださったお客さん、演者さま、家族、近隣の人たちに感謝です。

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