2018年 4月

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コミニケーション

コミニケーション

100人に褒められたことより1人をガッカリさせてしまったことの方が残る。お店に来てくれたお客さんは皆んな機嫌良く帰って欲しい。。ホスピタリティと横文字で言うのはどうも抵抗があり、お客様満足度100%を目指してって言うと、キレイゴトのように聞こえる気がして、安易に言うと安っぽく聞こえる。

お客さんと僕の真剣勝負、めちゃくちゃ些細なことで、怒らせてしまうことあるし、ちょっとした言葉の使い方とか表情とかで、ガッカリさせてしまうことある。色んな人がいるから仕方ない、いちいち気にしてたらキリないやんって考え方もあるけど、僕、ほんまいちいち気にしてまうたちで、人の心の隙間の隙間に入って観察しようとしてまう。

この前4名席に座ってた2名様に、団体様が入られたんで2名席に移動お願いしたら、快く替わって頂いたんだけど、さらに団体様が入られて、さらに移動お願いして移動させてしまった。同じ人に二回動いてもらうってお店として大失態だった。その時はお客さんを来店させることばかり考えてて、既に座ってるお客さんの気持ちをくむことが出来なかった。料理の味とか店内のインテリアとかそんなんよりもっともっと大切なもんあるのに、勘違いした店主がいちびって店を廻すことに力注いだ結果、1組のお客さんをガッカリさせた。

こう言う事不意に起こる。何日経っても気持ちにつっかえて残る。残るどころかデカくなって育ってくる。消えない。
ずっと料理しててお客さんとコミニケーション取れないのがひとつ原因やと思い、最近ちょっとずつスタッフに料理教えて、自分はホールに立つようにしてる。僕からしたらわざわざこんなわかりにくい場所にあるお店に来てくれるってだけでも天使みたいな存在。もう少し距離を縮めてお話ししたり、気持ちさりげなく組めたり出来るようになりたい。

そんなことばかりです。。

今度は愛妻家

今度は愛妻家

先月から妻が店に復帰して村田家の生活リズムが一変した。勤務する時間帯、子供が学校から帰宅しる時間、晩ご飯の支度、お給料の事、バイトさんとの関係、あれこれがどばっと一気に来るから毎日薄くテンパった状態が続いている。
妻も忙しく、少年団の会長をあみだくじで8分の1の確率で引き当ててほんまに地に足が2ミリくらい着いてない人みたいに必死漕いでる。

普段から仲は良いのだけど、お店の中で一緒に働くとなるとどうしてもイラッとしてしまい、棘のある言い方をしてしまう。店で変な敬語使ってきて「なんすか?」言われただけで、はあ?ってなる。お互い不器用ってのもあるんだろうけど、以前よりも10倍くらい意思の疎
通下手過ぎて、会話も夜中に沢山して確認し合ったりする。収入源がお店の売り上げだけになるというプレッシャーを感じて、頭に血が上りやすくなってるのがわかるから、コーヒーも大量に飲んでしまう。

家では妻が天下取ってるんで、司令塔でありリーダーであるから、僕と子は従業員とか弟子みたいに使われるし、それで良いと思う。だけど店だと立場は逆転して僕のお城で、妻は一バイトさんである。

だから失敗もある。常連様に2回続けてレジミスをしてしまい落ちこんでしまい、気にせんでええよ、って言うても気になるみたいで、自分のせいでそのお客さん店に来なくなってるじゃと被害妄想してる。真面目なこやからそんなんで号泣したりする。家と店とを往復する度に僕らは徐々に結束していって、お互い上げ足を取りあったり、足りない部分を指摘したり、包み隠さずムカついたり笑ったりしてる。

この前踏み切りに立つ女子の後ろ姿に魅せられて、停車してる車をそっとブレーキ緩めて角度変えて女子の顔面見たろう思うたら、後部座席から妻が肩パンチしてきて「なに見ようねんいやらしい」と突っ込んできたので、妻の怒顔しか見れなくてくっそってなった。その顔もまあまあ愛しいって思う今日この頃です。