2021年 12月 17日

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  • 2021年 12月 17日

「親切」

小さな親切大きなお世話って言葉にもろはまってしまった出来事があった。
スタッフが休憩中、女性客3名さまで、注文を僕が訊いて、僕が全部ひとりで作る流れだった。

スペシャルモーニング3セットのオーダー。
ホットドッグ&アーモンドトースト2セット
サンドイッチ&アーモンドトーストセット1セット

ということはホットドッグ2個、アーモンドトースト3個、サンドイッチ1個。先ずウインナーを2本湯がく。はじめの段階で既に凡ミスをしており3本湯がいていた。これを「団子どっこいしょの法則」と自分だけ呼んでいる。小学生の国語で習った話しです。【子どもがお婆さんに団子を作ってもらい食べたところ、初めて食べる団子に感動して、家でお母さんにも団子作ってもらおうと思い、お婆さんの家から自宅へ帰る途中忘れないように「団子団子団子団子」と連呼しながら帰った。途中に川に差し掛かり、飛び越えるさいに「どっこいしょ」と掛け声をしてしまい、団子がどっこいしょに変わってしまい家に着いてお母さんに「お母さん!どっこいしょ作って!」となるオチの話しです】

ホットドッグ3つに増えてアーモンドトースト2つ減っていた。当然提供した際にお客さまに指摘され間違いに気付く。お客さまは「このままでいいですよ〜」と言って下さり、すんません!って感じで履けたんだけど、自分の阿保さ加減に腹立ち、お客さまを喜ばせたいと思い、薄いアーモンドトーストを焼いてそっとテーブルに持って行った。すんませんお腹いっぱいなら食べなくてもいいので、心ばかりですがどうぞ。と伝えまた履けた。
ゆっくりされてから退店され食器を下げに行ったら、後で差し出したミニアーモンドトースト丸々残していた。なんと俺は愚かなんだと感じた。自分がミスした挙句、ええかっこしたいだけで、人の気持ちに全然寄り添えれてないやん、ダサいねオレ、。お腹いっぱいだっちゅーの、。こういうことを僕はよくしてしまう。テイクアウトの注文も時間指定で聞いて承諾したものの、自分の実力を過信して全然間に合わず更にお待たせさせてしまう、とか。やる気と力量が比例してないから、逆に迷惑かける形になってしまうんですよねえ。身の丈をわきまえて、人の気持ちの裏をかこうとかせこいこと考えず、自分に出来る事を頑張ればいいだけなんだなあと後になってからやっと思いが至る。優しい人になりたい。最終的に気合いっていうのが好きでコテコテな根性論にはまってる自分を一回しばいたらなあかんな、とか、そのしばくもダメやん、とか、自問自答の毎日です。だけどこれだけは本当に思うんです、人に少しだけでも喜んでもらいたいってまじ。