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営業の電話

色んなところから営業の電話がかかって来る。
お店がヤバいくらい暇やった頃は、業績伸ばしたくて色んな人の話を訊いて良さげやなぁと思ったら、承諾していた。

僕自身、お店を知ってもらうために色々仕掛けて、営業かけるの苦手なんで、プロの営業マンの仕事っぷりを観察してから最終的に全部お断りする。
向こうも仕事で電話して来るんで必死な感じをなるべく出さずに、あくまでお店が良くなることを願いつつこちらも良い仕事をしたいって誠意を伝えようとしてるんだけど、商品を売る際に押し売りは禁物というウソが発生するため、言葉使いや、演技力を問われるのである。
バイトの面接しかり、IT企業しかり、数えきれないくらい嘘つかれて来たので、だいぶん嘘つきの特徴が見分けられるようになった。

人は嘘をつくとき、目が泳いだり斜め上を眺めたりする人は未だ嘘つき歴浅く、優しさがある人だ。
本物の嘘つきは目を見て真面目に嘘つける人。ある意味仕事の出来る人なんだろうけど、魂売ってもうてるんで、何とも気色の悪いムードが漏れている。
言葉は綺麗んだけど、中身がペラいというか、胡散臭くて笑顔が仮面に見える。
マニュアル通り丸暗記した当たり障りのない言葉は冷たく感じる。。
偉そうに勝手に言うてますけど、僕自身全く営業出来ないポンコツ君なんです。
お店の宣伝とかどうしたらいいかわからない。僕はとにかく満足してもらえるメニューを作り続けるだけしか脳がない。
苦手なことはせず、出来ることをちゃんとしようと心がけてる。
凄く地味だし、冒険しないおもんない奴だと自負してるんだけど、この鉄の掟を破って上手くいった試しがない。
たまにヒットしたとしてもそれはたまたままぐれで出来てしまったことだと思う。

手当たり次第電話して、中々話しすら訊いてくれる方も少ないかもしれないし、大変なお仕事だと思います。頭下がります。
個人的に何の恨み嫉みないんですが、基本僕は広告費を出さない方針でお店運営してますので、インターネット関係や宣伝媒体全般、お断りします。
独自のやり方でやってて、秘密の一つや二つありますので、どうか邪魔しないでください。
まあ、こんなところで書いても届かないんだろうけど、あまりに最近しつこい営業電話多くて鬱憤溜まってました。
すみません。

赤信号の話

またお店と全然関係ない話なんで、ちょっと読んだろっかなって思うてくれる人は一読くださいー。

自分で納得しないと行動出来ないたちなので、理不尽な作業とか無駄な動きとか嫌いで、命令された事が意に反したときは体調が悪くなったり、顔に嫌そうなのがモロに出てしまう。

妻は与えられた仕事を速攻でするタイプで、その中身に自分の意思はいれたりしない。言われた事を言われた通りする間違えないようにこなす。うちの子はオトナの顔色を伺うような、安全運転したい子で、長いものに巻かれろ的なところがある。

まだ子が10歳くらいの時に「渡ってもいい赤信号」の話をして、ヒートアップした事があった。例えば僕が夜散歩してたとして、見透しの良い交差点、車も人も全くなくて、赤信号の場合、渡るor渡らない?の話。 僕は渡る。子は渡らない。赤信号を渡ることはイケナイこと、ダメ、絶対に!の子に対して、誰も居ないのに馬鹿みたいに赤信号待ってるのはおかしい、の僕。口論みたいになって楽しかった。間違ってるのは僕なのはわかるけど、正しいことだけが正しいとは限らず、答えはひとつじゃなかったりする、そんな感じの話になり、赤だけを信じるな!みたいなことになった。 僕も子も頑固な性格でどちらかが折れることはなかった。大麻はダメ!とか、不倫はダメ!とか、嘘はダメ!とか、いじめはダメ!とか、そういう類いの即座にダメモードになる思考停止してるみたいで気色悪いんです。何をそんなにめくじら立てて怒ることか、とボソボソと思う。。何で?って訊いたら「何でも!」とか「そういうもんやねん」とか応える大人は罪深いと思う。正しさとかどうでもええわ!って言いたくなる事、子供の頃からあった。

罪人の事情とか背景もあるはずで、いきなりクソ野郎になったんじゃないと思いたいって感覚がある。我々は妻以外の女子にちょっかいかけるのを我慢してるのに、なんであいつは女子とよろしくやってるのか、けしからん!とかの怒りがわからない。

話しそれたので戻します。赤信号みんなで渡れば怖くないっていいますけど、青信号だって渡ってたら轢き殺されるかもよ、って思う。その信号の色ごときを信じて行動するより、周りが視えてるかのほうが大事なんじゃないかと。なんか強引な言い訳みたいだなぁ。

昔、新聞配達してた頃、カブで信号待ちしてたら、その誰もいない交差点で僕は、あー徒歩やったら無視してるやろなーって思うてた。横断歩道の向こう側に目をやると、首輪をした犬がお座りをしていた。それはお座りというか、明らかに信号待ちをしてる様だった。 僕はホッコリした気分で誰も居ない交差点で、なかなか青にならない信号を待った。信号が変わり、僕と犬は走り出した。あれは良き思い出だけど。おわり

コロナ対策

2回目の緊急事態宣言が出てからピタリと客足が止まった。その前日は駆け込み乗車のようにお客さん多くて忙しかったのに、手のひらを返したかのように暇になった。夜営業されてるお店は壊滅的で、近所のお店も閉店したり休業したりで、見るも無惨な気持ちになる。たまたまウチはこの件に関しては運が良かっただけのように思う。

うーむ、このまま何もしないで耐え忍ぶにも限界かなと思って、コロナ対策真剣に考えてみた。やろうと思えば究極は休業が1番のコロナ対策なんだけど、お店閉めたら家族やスタッフを困らせてしまうし、単純にお金がなくなって閉店しましたってのは芸が無い。やれることやろうと思った。第一波の頃はまだ今より得体の知れないウィルスで対策の仕方も探り探りだった。
広島の有名な餃子店は徹底的に対策しようとしてたら、何とかエモンにSNSで「コロナ脳が!」っていちゃもんつけられる始末。無茶苦茶な話だけど、実際得体の知れない新型ウィルスの事で見解が様々なのは仕方ないし、衝突することも当然の結果だと思う。価値観とか、勉強の仕方とか、モノの考え方とか、色々あっていいんだけど、皆自分が正しいと思い込んで生活してるから、悪気のない悪ってそこら中にうじゃうじゃ居る。てか、きっと僕も誰かさんにとっては悪なんだ。

換気、消毒、テーブル数を減らす、アクリル板設置、、そこまでは対策として妻と話し合って直ぐ決まった。悩んだのがマスク着用をお願いするかどうかだった。このご時世マスク着用は当たり前というのを踏まえても、やれ、喋らなかったら問題ないやろがい、やれ、食事はマスク外すやろがい、とか言い出すおバカさんが現れたら鬱陶しいなぁ、とか悩み、輩みたいに絡まれるん嫌やなぁ、プッツンきちゃって「やかましわ!出てけー!」つって、お前が1番飛沫飛ばしてやかましいやん、てことにもなりかねない。
マスク着用は常識人なら大丈夫か、って事であえて項目にあげなかった。僕はルールを敷くのがとても苦手で、禁止規制と言われるとテンション下がる。これはルールじゃなくて、マナーの項目だ、と言い聞かせた。「家族だから密でも大丈夫でしょ?アクリル板邪魔なんで外してくんない?」的な人ちらほら居てます。だけど、それとこれは別ではないんだよぉぉぉ。茶舞台ひっくり返す発言に値するんだよぉぉぉ。

同じひとつの行動に「いいね」と「やだね」が評価される。アクリル板が邪魔だって不機嫌になる人もいれば、ちゃんとしてるの感心だわ?っておっしゃる人もいる。

だからマナーは守ろう。気分良く帰ってほしいし、休業もしたくないんです。綺麗事かもしれないけど、お客さんといい感じでいたいってまじで願っているんです。

 

よろしくお願いします!

結束バンド

色々なことが気になって集中力が持続しない。昔からそうだけど、これというものがない。情緒不安定なときは何をしても落ち着きがなく、一度に色々なことをしようとしてしまう。スマホ触って、誰かのブログ読みながら途中で止めて、読みかけの本読み始めて、また止めて、テレビつけてすぐ消して、ギター触ろうかな、いや漫画読もかな、いや、鞄の中身片付けないといけないな、とか、30分くらい直ぐ経つ。

仕事も多分、この道一筋の専門店って出来ない理由そんな意識が散らかるタイプだからあれこれやって手を出してしまうんだと思う。。食パン屋さんは食パンしか焼かない。らーめん屋さんは一杯入魂。凄いなあと思う。真似出来ないことだ。人を楽しませたいとか以前に自分が楽しくないとって過剰に思うてるとこあるのか、バラバラなのをいっぺんにする方が楽しいと思い込んでいる。

今日もなんか情緒が不安定で、強風警報出てたみたいで、強風でお店の看板がお客さまの車に当たってたみたいで、傷が付いたかもと無性にきになり、お客さんに謝った。どうって事ないから大丈夫だと思います〜、とおっしゃってたんだけど、だと思います〜だから、本当は大丈夫じゃないんだわ、あーやだやだ、。と、心がガサガサしていた。

家に帰ると今度は自転車置き場のテントが裏の家までぶっ飛んで、裏の隣人がテントを戻してくれて、ビニール紐で応急処置でくくってくれていた(息子に聞く)。謝りに行かなきゃと、裏の家の人に謝り、状況を確認した。車大丈夫ですか?と問うと、笑いながら、大丈夫でしょう、みたいなニュアンスで応えた。あー、大丈夫じゃないぃぃ、と情緒がグラグラになる。一応その場は謝りながら去ったけど、まだ気持ちが強風で飛ばされてまいそうな感じだった。なんでこんな事が1日に2回もあんねんとかブツブツ言いながら、近所のホームセンターで、テントを縛る結束バンドを妻と買いに出た。
僕がグラグラなときに妻は大概しっかりして行動的で頼もしい。直ぐに結束バンド買いに行こって言うし、まじで直ぐ行くし、手順や1日のスケジュールも合理的で素晴らしいて思う。

僕と妻は1番強そうな結束バンドを買った。僕、妻、結束バンド。テントというか、僕と妻が結束されてる感じがした。一日中情緒が不安定だったけど、夜になってやっと安定した。結束バンドありがとさん。

お勉強と学問は違う、だそうです

最近、爆笑問題の太田光にはまって色々動画みたり本読んだりしてるんだけど、「爆問学問」って番組見てあれこれ思う。爆笑問題のふたりが有名大学に行って教授や生徒達とトークバトルする。僕、学生の頃勉強嫌いで、まともにお勉強した事なかった。

授業てスタイルが理解出来ないというか、なんでこんな興味ないしょうもないオトナの話をコドモが40人くらい集まって聞くのか。ぶっちゃけ何の意味があるのかはっきり応えてくれるオトナなど皆無で、学生は勉強が仕事とか更に意味わからないこと押し付けてくる人いるし、学校というミニ軍隊育成所みたいなところ苦痛でしかなかった。まあ、友達がいたり、好きな子がいたりしたから行くもんだった。学校の意義ってなんなんだ?偏差値高けりゃエライのか?高学歴だと幸せになれるのか?何でずっと英語教えてるのに話せないままなんだ?ほんでもって生徒ほぼ話せてないのに先生は何でクビにならないんだ?歴史いうて3千年前の誰も見た事ないウソみたいな逸話知ったところで今の時代に何の役に立つのか?なんせさっぱりわからない。大学4年間遊ぶために親に高い授業料払わせる神経がまじわからない。それなのに店しだしてから、大学教授の難しい本読んだりしてる。
あれ程学校アレルギーで大嫌いだったのに、何でかなーと思ってた。
太田光さんも全く同じこと言ってて、先生が嫌い、学校が嫌い、って番組で言ってたんだけど、どこかの大学教授がその発言に応えていて腑に落ちた。
「お勉強と学問は違う」だそうです。僕はお勉強出来ないけど、学問に興味あるんだわ、阿保だから。と。
学歴社会、学歴差別クソ喰らえ。自分がお勉強が出来ないから劣等感で思うてたってのもあるんだけど、あの競走させたり順位とかがほんま嫌だわ〜、なくなればいいのに〜、って呪いのように思う。そうじゃなくて学問って、自分の問題だから楽しいし、興味深々。なんて俺は阿保なんだろうか、と本読んだり、賢い人の話聞くと思う。だけどそれが凄く心地よい反省なんよなぁ。不思議だけど、1ミリだけでも賢くなった気がすると充実した気分になる。他人との会話や、考え方、それぞれで凄く面白い。

例えば、僕、会社員時代に浮いてたみたいでいつも原因不明の不眠症に悩んでたんだけど、自営し出してからやる事ありすぎてパニックになったけど、毎日泥のように眠ってる。
身体は男の子だけど心は女の子で女装してみたら凄いしっくり来た、みたいな。そんなことも何も知らないで、本読んでたらその答えが明確に書いてあって夜中に泣いてもうたりするんです。お勉強出来ないけど学問は誰でも出来る。社会の仕組みや、人間って奴は複雑で頭おかしいくなるけど、複雑だからこそもっと知りたいんだなぁ。。

オチない話でしょうもないでしょうけど、僕ずっとこんなんなんです。最後まで読んで頂きありがとうございました〜。

グリーンラバーズのうたの話

今年の2月頃にお店のPRソングを作ろうと考えて、SNSにどなたか手伝ってくれませんか?と何気に投稿したら、てくらがり名義で作品を出し続けてるミュージシャンの方から、良ければお力になりましょか?と連絡頂き一緒に作ることになった。
てくらがりさんの音楽の世界観大好きで、僕ファンなんでむっちゃ嬉しかった。
4月に店でてくらがりレコ発加古川編ライブ企画してたんだけど、コロナのせいで無くなってしまった。
収束したら同じメンバーでしたいけど、この有様なのでまだ先になりそう。。

満島ひかり主演の「川の底からこんにちは」を観て刺激を受けた。
話しの中で倒産寸前のしじみ工場を満島ひかりが立て直して行くんだけど、その時にPRソングを作り従業員を奮起させる。その歌がむっちゃ良くて、これだと思うた。
うちにも歌あったらいいな、って。で、てくらがりさんと歌作る事になったんで、鼻歌まかせでぼんやり作ってみた。
スマホのボイスメモに僕が一発撮りした未完成デモ音源を聴いてもらい、そこから歌詞を足したり、アレンジしてもらったり、サビ作ってもらったり、そのやりとりがすごく楽しくて嬉しくて良い経験だった。
元の僕が作った音源がみるみる心地よい曲に変わって満足のいく仕上がりになりました。感謝です。

ジャケを僕が絵を描いて仕上げ、人知れず販売したんだけど、あんまり売れないもんだな。
せっかく協力してもらったてくらがりさんに申し訳ない。。
音楽ってどうやって売ったらいいのかよくわからない。てか、今CDなんか売れない時代でスマホでサブスク聴いたりしてるんでしょ?たいがい。
僕音楽はスマホで聴くの嫌なタチなんで、殆どCDやレコードで音楽聴きます。
自分が作った曲を売るとなると、人に買ってくれ!ってどかどか言いにくくなってしまい、お店のパンもそうだけど、商売人として致命的な販売能力が極端に低い。。
曲は気に入ってるし、てくらがりさんの声もぴったりはまってる。バージョン違い入れての2曲入りなんだけど、てくらがりさんに「村田さんバージョンも入れて下さい」と言われて、頑張ってみます、とお応えした。それから、10ヶ月くらい経って実はようやく村田バージョンをスタジオ録音して来た。
なんかフリが長くなってしまったけど、グリーンラバーズのうた、3曲入り近々出します。
歌詞の中の主人公が小6の女の子の設定で、女の子がお母さんにグリーンラバーズに連れて行ってもらうストーリーなんで、43歳のおっさんが歌うと、イメージがぼろぼろに崩れるようで抵抗あった。
まあしかし、僕が書いた歌詞なのは事実なんだし、秋元康も赤いスイートピーとか作ったんだし、別にそれはそれで良いか、と強引に自分を慰めておっさん歌いました。
シークレットトラックやと思うてくれたら幸いですので、新しく出すPRソンググリーンラバーズのうたも買って~~(小声)。

アニバーサリー

アニバーサリー

コロナ感染者急増してるせいか、今週はお客さん少なくてお店はすごく暇になってます。このまま増え続けたら、忘年会やクリスマス会、初詣など、人がパーティーしなくなったら、軒並みお店も潰れるだろうし、更に生きづらい世の中に拍車がかかってしまうのは目に見えてる。
僕らも同じ、お客さん来なくなればお店たたまないといけない。自分の意思ではどうしようもないところまで行くかもしれない。その時はお手上げ、さいなら、そのことに関して今、不思議だけど不安な気持ちが湧いて来ない。やれることやり尽くしたんなら、そらしゃあない、です。

というか、今が店始めてから一番調子が良いんですよねー。何と言うか、自分に合ってるやり方見つけてしまった、と言うか、早く試して確かめたい、そんな感じ。12月4日で丸9年になるんですが、早いような遅いような、皆さまに助けられたり、自分で踏ん張ったり、誹謗中傷受けたり、スタッフ泣かしたり、色々ありました。また迷うかもしれないし、転けて店閉めるかもしれないし、先のことはわからないけど、今、妙に胸は静かで穏やかなんすよねー。コロナ?は?鬱陶し客?は?って感じ。なめてるわけではないけど、やることやってあかんかったら、綺麗さっぱり諦めて清々しく散ればいいやんって思う。

この先、コロナ対策練り直して、お客さんとまた衝突するかもしれないけど、僕ら、お店なんかより自分らの健康、お客さんらの健康が何より優先なんで、その気持ちを無視してマナー違反な人ははっきり言うてお客さんではないと判断します。あと、テイクアウトに重点置きつつ営業しますが、最悪また休業も視野に入れてます。あまりツンケンしたくないですねぇ。。楽しく食事して気持ち良く帰っていただきたいだけなんですよね。 

この前ネットクチコミで低評価いただき、よりシンプルなメニューにモデルチェンジ出来ました。結果オーライ、ありがとさん。毎日、多忙な店をイメージしてシャドウしてる自分がなんか面白くて、まだ伸びしろあるっぽいです。

10年目に突入しようとしてますが、まだまだやりようがあると思うので、グリーンラバーズを皆さまの生活の中に交ぜて下さい〜。今後ともよろしくお願いします

GO TO エゴサ

GO TO エゴサ

前にネットクチコミ欄見て悲惨なコメント見てしまいヤサグレてしまった過去があるんで、それ以降エゴサは経っていたんだけど、久しぶりに仕事の事情でネット開いてたら、Googleクチコミが大量に溜まってたのを見つけてしまった。見ても凹むだけだとわかりつつも、気になってしまい見てしまった。

案の定クソクチコミ書かれてて凹む。死ぬほど暇な人はGoogleクチコミ検索して見てみてください。「まずい」とか「最悪」とか書かれてます。ランチでご来店のお客さんで、大体目星は付いてるんで、ああ、あの時のあれだなぁと想いにふける。
超多忙でバーガーも食パンも切らしてしまい、ラバーズセット、プレートセットを注文だった。食材もガンガン無くなって準備が間に合わない悲惨な状態だったので、提供遅れももろだった。本当、申し訳ないな、という気持ちと、何でわざわざネットで書き込む必要があるのかという気持ちと、嗚呼死にたいとか、嗚呼自分に腹立つーとか、全部止めたいとか、色んなことで頭がパンクしそうになった。ムカつくから近所の公園行って疾走したった。けどやっぱり胸のモヤモヤは消えない。

この批判してる人も正直に書いてる事なんで、貴重ななご意見だなって受け止めることにする。最近、ドラッカーのマネジメントっていうビジネス書の頂点に君臨してる人の本を読んでるんだけど、ドラッカー曰く「マネージャーたるもの紳士でないといけない」と口酸っぱく書かれていたのに影響を受けて、こんなひとつの書き込みで自暴自棄になってしまうのもアホらしいわ、と思った。
紳士に受けとめよう…。改善しよう。2度と同じ失敗はしたくない。成長せねばならぬ。直接言うてこいや、とか、最悪って言葉の意味わかってんのか俺読んでるんやど、とか、2度とくんな、とか、自分の中の弱虫が言い訳しまくってうるさい。今までとは違うところを証明せねばならぬ。またうつ病になんかまっぴらごめんやし。

長々と愚痴りましたが、またランチの形態変えます。ラバーズセット、プレートセットは終了いたします。
アレコレ手を出し過ぎてお客さんに最善の料理が提供出来なくなってた。まずいとか最悪とか言われた料理を今後も提供し続けることは出来ないです。また別のメニュー考えます。

看板作り

看板作り

屋外用のテイクアウト看板がぼろぼろになって立たなくなったので、看板を作ることにした。鉄の掟として、自分で作れるものは何でも作る、無駄遣いしない、ってのがあるので看板も作ることにしました。
ただ作るにも材料費がかかるんで、極力あるものを使う、どうしても必要な物だけしゃあなしに買う。ドケチでないとお店なんかやってられまへん。木材費が1500円くらいで、他の材料はある物を使った。買ったら4000円くらいするA看板だから2500円浮いた、イエイ。

組み立てるくらい直ぐに出来るやろうと思うてたら、ペンキ塗って乾かすのに3時間くらいかかるし、ネジ埋めるのも下手くそすぎで凄く時間かかった。結局休日に組み立てたら日が暮れて一旦終了。今日こそ仕上げようと決心してたんで、看板作りに取り組んだ。釘ネジが長すぎて、逆まで貫いて持ち運びする時にグサグサ刺さって超危険な出来栄えだったから、出てる釘の上から枝をつけたらいい感じになるんちゃうかなってイメージしてた。

実際に取り掛かかったら、超大変で、いい感じの枝探すんにもいちいちこだわり屋さん発動して、庭の木の要らない枝ギコギコ切っては捨て切っては捨てを繰り返す。あかん、楽しい。イメージがどんどん膨らんでくる。鶴林寺公園にいい感じの枝とか葉っぱ探しに行きたい。どんぐりとか、松ぼっくりとかたくさん拾って、色塗り塗りしてかわいい看板にしたい欲抑えきれない。 とはいえ流石に鶴林寺まで行ったりしてたら嫁さんも怒るやろし、その辺ので我慢する。写真貼ったり、デコ文字かいたり、、色塗ったり、楽し過ぎてのめり込んでしまう。何でこんなしなくていい事ばかりしてしまうんだろ?やらないといけない事たくさんあるのに何で枝探したりしてるんだろ?やってる内に、ここはこうした方が、とか、ここにフィットする木はどれかな、とか、たかがA看板作りにどんだけ時間と労力注ぎ込むねん、仕込み残ってるのに。とも思うたけど、今日中に仕上げると自分と約束してしまったから途中で投げ出す事はしてはいけない。誰も気付かない事だけど、自分の約束は果たさないといけない。

という感じで、かなり葛藤したけど、それなりにイメージに合った看板完成しました。お店に来店されたら、近くで見てみてくださいね。おやすみなさーい。

うちのスタッフすごいんです

渚にて

平日は2人、土日祝は3人で店廻すんですが、僕ともう1人のスタッフさんが、僕の滑舌悪い言葉を読みとってくれたり、ボソボソなんか言うてる感じを察して先回りしてくれたりで、本当にいつも良い動きで、素晴らしい働きをしてくれています。
妻とベテランのMさんが主軸なんですが、2人ともタイプは違えどとても仕事の出来る人たち。
僕は料理しながら、足りない食材を伝えるんだけど、その導線も凄まじく速くてさり気なくてテンポも良い。「トマト」と言えばササッとトマトを差し出して来るし、「レモン」と言えば忍者の如くササッとホールの冷蔵庫まで取りに行ってくれて、「残りひとつです…」とか言って買い物ポードにぺぺっとメモして帰って来る。冷蔵庫の中の何処に何が何個入ってるか熟知して、凄技連発してるのに常にさり気なく控えめ。バックハンドパスとかノールックパスもお茶の子さいさい、流れるような美しさでパスを出してくれる。
たまに歯医者さんに行くんだけど、歯科助手さんの動き観察しながら、うちのスタッフのんがすごいな、とか心の中で思うたりする。この前なんか、僕何も言うてないのに、ベーコン欲しいなって心の中で思うただけで、調理台の上に既にベーコン置いてあって、「凄!!優勝するわ!」て思わず言ってしまった。それなのに「ふふふ、何の大会なんすか…」とこれまたさり気なくて、どや感もない。ほんま優勝させたいわ。このチーム最強やわ。そのような事を言っても「優勝したくないっす。2位か3位でいいっす」と控えめ。僕、感動してしまって、これが真のチャンピオンや、って実感した。狙いに行ったらメジャー行ける実力なのに、加古川の小さな喫茶店で働いてる。

新しく入って来るスタッフにはそこまでもちろん望んでないけど、どんだけ忙しくても楽しく働くことは可能なんだよってわかって欲しい。これからもスタッフに嫌われないように優しく接したいな。おやすみなさい。